コンクリート打設前の散水について
コンクリート工事の工程の中でも、打設前の散水は重要なポイントです。
なぜコンクリート打設前に散水をするのかご存知でしょうか?
ここでは、コンクリート打設前の散水について説明します。
▼コンクリート打説とは
生コンクリートを型枠に流し、固める作業のことを言います。
型枠に流し込んだ後、隙間なく埋めるためにハンマーでたたいていたことから「打設」と呼ばれるようになりました。
正しく硬化しなければ強度が低くなるなどの施工不良が起こるため、慎重に行う必要があります。
また、完成してからやり直しがきかないことが多いため注意が必要です。
■コンクリート打設の流れ
①効率よく短時間で作業しなければいけないので、予め計画を立てる
②型枠を組む
③生コンクリートの柔らかさなどの測定を行う
④散水をする
⑤型枠に流し込む
⑥コンクリートを締め固める
⑦表面をなめらかに仕上げる
▼散水作業の重要性とは
コンクリート打設前に型枠が乾いていると、生コンクリートを流し込んだときに型枠が水分を吸収してしまいます。
その結果、生コンクリートに水分が少なくなり、完成後に強度が低下したり、ひび割れが発生したりします。
そのため、散水作業が重要なのです。
ただし、生コンクリートの水分が多すぎても良くないので、水分量を見極める必要があります。
▼まとめ
コンクリート打設前の散水は、生コンクリートの水分を型枠に奪われないために重要です。
強度の高いコンクリートを作るためには、水分量の調節が重要なので、知識と経験が必要となるでしょう。