コンクリートの不陸調整について
コンクリート面に凸凹がある場合、その上から次の工程を行うことができません。
コンクリート面を調整する「不陸調整」という作業が必要です。
ここでは、コンクリートの不陸調整について説明します。
▼不陸調整とは
不陸とは、表面に凸凹があったり水平でないことを指します。
ビルなどで原状復帰のため床を剥がすときに、コンクリートも剥がれてしまうことがあります。
次の床を張る前に剥がれたコンクリートを補修する必要があり、その補修工事のことを不陸調整といいます。
経年劣化によりコンクリートが凸凹になっている場合もあるので、不陸調整が必要です。
▼不陸調整の流れ
コンクリートの不陸調整は以下の流れで行います。
①不陸を確認する
レーザーと呼ばれる機械を使って、床が水平でない部分を確認します。
②不陸調整
傾きを調整する場合、基準となる点を決めます。
基準より低い部分には、レベラーやモルタルなどの材料を使って基準点まで埋めます。
基準より高い部分は、機材を使って基準点まで削ります。
凸凹がある部分は、モルタルや樹脂パテを埋め込むことで、平坦にします。
専用の研磨機を使って全体が水平になるよう調整することもあります。
③塗装処理
不陸調整をした後はコンクリートがむき出しになっています。
コンクリートは劣化しやすいため、塗装をして耐久性を向上させます。
▼まとめ
コンクリートに凸凹や傾きが見られたら、不陸調整が必要です。
不陸調整は、その面積と調整方法、材料などで費用が変わります。
不陸調整を検討している方は、弊社までご連絡ください。
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