左官工事のモルタル塗りについて解説
古くから左官工事には、モルタル塗りが使われてきました。
そんなモルタル塗りは、建築材料として必要な性質がすべて入っていることをご存じでしょうか。
今回の記事では、左官工事のモルタル塗りに関して解説します。
▼モルタルとは
モルタルは、住宅などの建築現場でよく使われる建材の一種です。
モルタルはセメントと砂を水で練って作ります。
通常の割合はセメント1に対し砂が3です。
これに、2~3cmの砂利を混合するとコンクリートになります。
この割合は作業内容により調整されます。
▼モルタル塗りの用途
・コンクリートの壁や床でひずみや不陸がある場所の補修
・コンクリートを打ちこんだ部位をさらに綺麗に見せるための仕上げやコンクリートブロックの美観を目的とした仕上げ
・コンクリートの壁や床面にタイルなどを張る場合の下地
・鋼製建具における枠まわりのモルタル埋め
このようにさまざまな用途でそれぞれの場所で利用されています。
▼モルタル塗りのメリットとデメリット
■モルタル塗りのメリット
・防火性・耐久性・耐水性に優れている
・手作業によりデザインの拡張性が高い
・天然素材もあるため、環境に優しい
・ひび割れが起きた際の補修が容易にできる
・幅広く普及しており、手に入りやすい
・コストが低く経済性に優れている
このように建築材料に必要な性質がすべて入っています。
■モルタル塗りのデメリット
残念ながら下記のようなデメリットもあります
・乾燥収縮があり、ひび割れを起こす場合がある
・湿式工法なので剝がれてしまう恐れがある
・固まる前の養生期間は外部からの加わる力で跡が残ってしまう場合がある
・雨天での作業には向いていない
▼まとめ
モルタルには、建築の際の必要な性質がすべて入っており大変便利な建材です。
さまざまな場所でいろいろな使い方ができます。
糸数工業合同会社では、左官工事も行っております。
熟練の職人が壁・床ともきれいに仕上げます。